「恋愛したい気持ちはあるのに、時間も気力も足りない」
医療職や理系職など、忙しさが日常の一部になっている男性にとって、恋愛はどこか後回しになりがちなテーマです。
実際、私も臨床工学技士として働き始めた頃は、シフト勤務や急な対応に追われ、連絡が遅れたり、予定をキャンセルしたり。当時の彼女との関係がすれ違っていくのを、ただ見ていることしかできませんでした。
同じように、「頑張っているのに恋愛だけうまくいかない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、仕事に全力を注ぐ忙しすぎる男が、無理なく恋愛を進めていくためのヒントを、実体験も交えながらお伝えします。
「忙しい自分でも、できる恋愛のかたち」を一緒に探していきましょう。
なぜ、忙しい男ほど恋愛が難しくなるのか?
仕事に全力を注ぐ男性ほど、「恋愛なんてムリ…」と感じてしまう瞬間があるのではないでしょうか。
私自身、臨床工学技士として働き始めた当初は、朝から晩までシフト勤務と緊急対応の連続。休日は寝て終わるか、翌週の業務の準備で潰れてしまい、心も体も余裕がありませんでした。
当時お付き合いしていた彼女との連絡もだんだん疎かになり、「仕事が落ち着いたら連絡するね」と言いながら、気づけばすれ違いが増えていくばかりでした。
同じく、私の同期も「気になる人はいたけれど、連絡を返す余裕がなくて自然消滅した」と話していました。
「相手に申し訳ない」と思いつつも、恋愛に割ける時間もエネルギーもない。そうやって関係が終わってしまうのは、決して特別なケースではありません。
医療職・理系職の恋愛が進まないあるある3選
医療職や理系職に就いていると、どうしても恋愛が後回しになってしまいがち。実際、私自身も「またシフト入った…」「既読スルーしちゃった…」と、自分の忙しさからすれ違いが続き、当時の彼女とは何度も別れ話をしたことがあります。
ここでは、医療職・理系職ならではの、恋愛が進まないリアルな理由を、自身の体験も交えて3つ紹介します。
「自分だけじゃなかった」と思えるだけでも、少し気がラクになるかもしれません。
突然のシフト変更や当直で約束を守れない
「ごめん、〇〇が入ったから、残業になりそう」
そんな言葉を、私も何度も口にしてきました。
医療現場では、急な患者対応やトラブル、緊急オペの立ち会いなど、予定通りに帰れないことが日常茶飯事です。不規則勤務が当たり前の医療職や研究職にとって、デートの約束をキャンセルせざるを得ない瞬間は、多くの人が経験しているのではないでしょうか。
私もかつて、やっと取れた休日に彼女との食事を約束していたのに、急遽当直が入ってしまったことがありました。「また?」と呆れたように言われたとき、何も言い返せず、ただ申し訳なさでいっぱいになったのを今でも覚えています。
一生懸命働いているだけなのに、恋愛では「信用を失ってしまう」。そのギャップに苦しむ瞬間は、忙しい職業の宿命かもしれません。
専門用語が多く、会話が噛み合わない
私が当時付き合っていた彼女も医療職でしたが、専門分野が違ったため、仕事の話をしようとすると「それって何?」とよく聞かれるようになりました。
最初は丁寧に説明していたものの、だんだんと面倒に感じてしまい、自分から話題を変えるように。相手は気を遣って聞いてくれているのはわかっていたものの、「話しても理解されない」という気持ちが積み重なり、自分の仕事に興味を持ってもらえないような疎外感を覚えるようになっていきました。
医療や技術系の仕事に就いていると、どうしても当たり前の知識が一般的には伝わりにくいです。
恋愛の場でも、知らず知らずのうちに異文化コミュニケーションをしているような感覚になり、言葉の壁を感じてしまうことがあります。
LINEや連絡が雑になりがちで、誤解される
「了解」「おつ」など、つい短文で返しがちになってしまうLINE。
仕事の合間にようやく返せたLINEが、ついこんな短文になってしまう。
それ自体は悪気のない反応なのに、相手からすれば「もう話す気ないのかな?」と感じさせてしまうことがあります。
実際に私も、「会話が終わっちゃうLINEばっかりだよね」「私とLINEしたくないの?」と聞かれたことがありました。
でも本音を言えば、仕事中はスマホを見る余裕すらなく、休憩中も気力が残っていない。返事を後回しにして既読スルーになることも、決して相手を軽視しているわけではないんです。
それでもその事情が伝わらないと、相手には「興味がない」「大事にされていない」と受け取られてしまう。
このわかってもらえなさが積み重なると、せっかく芽生えた関係が遠のいてしまうのがつらいところです。
それでも恋を進めたいなら?現実的な恋愛の進め方
「忙しいから恋愛は難しい」と感じていても、本当は恋愛したい。
そんな気持ちを抱えている人も少なくないはずです。
私自身も何度もすれ違いを経験しながら、「どうすればこの忙しさの中で恋愛を続けられるのか」を考え続けてきました。
ここでは、実体験をもとに見えてきた、無理をせず、でも誠実に恋を進めるための工夫を3つの視点から紹介します。
同じように悩んでいる方のヒントになれば幸いです。
「紹介」や「職種理解のある相手」が恋愛の近道
恋人と付き合う中で気づいたことは、最初から「忙しさを理解してくれる相手」に出会うことの大切さ。
私の友人は、職場の知り合いに紹介された同業種の彼女。こちらの勤務状況や疲れ具合も想像がつくようで、「休めるときに連絡ちょうだいね」と言ってくれます。
気が楽になったことで、自分から歩み寄る余裕が生まれたそうです。
会話をして忙しさをしっかりと伝える
「仕事優先」になってしまうのは事実。でも、それを何も言わずにいると、相手からはないがしろにされているように見えてしまいます。
だからこそ、忙しい状況をしっかりと言葉で伝えることが大切です。
「急に連絡できなくなることがある」「既読スルーしても、気持ちがないわけじゃない」
私は、こういったことをあらかじめ伝えるようにしました。
すると、相手もこちらの状況を理解しやすくなり、「そんな中でも私のために時間をつくってくれたんだ」と、むしろ感謝してくれることもありました。
黙って我慢するより、正直に話すことで、信頼関係が育つケースは少なくありません。
たとえ忙しくても、「あなたを大切に思っている」という気持ちは、伝え方次第でしっかり届くのだと実感しています。
小手先より「誠実さ」を意識する
豪華なプレゼントや甘い言葉よりも、
「会えない時間も自分のことを考えてくれている」と感じられる瞬間の方が、相手の心には深く残ります。
たとえば、こんな些細なことでも気持ちは十分に伝わります。
- 夜勤明けに「無事に終わったよ」と一言だけでも連絡する
- 忙しくても、週に一度は電話する日を決めておく
- 会えないときは、手書きのメモやメッセージカードをこっそり残しておく
こうした気持ちの見える化が、恋愛を長く続ける秘訣だと実感しています。
実際に、私の彼女は記念日を大切にするタイプだったので、会えない日でもLINEで
「今日は記念日だね。これからもよろしくね!」
と、さりげなく思いを伝えるようにしていました。
形式ばったことではなくても、こうした積み重ねが「ちゃんと想ってくれてるんだ」と感じさせるきっかけになるようです。
まとめ|忙しい男にしかできない恋愛のかたちがある
仕事に全力を注ぐ毎日の中で、恋愛まで手が回らない。
そんな悩みを抱える医療職・理系職の男性は決して少なくありません。
私自身も、恋愛との両立に何度もつまずいてきました。
ですが、少しの工夫と誠実な姿勢があれば、忙しくても恋愛は十分に育てられると実感しています。
大切なのは、完璧を目指すことではなく、「想っている気持ち」をきちんと伝えること。
ここまで紹介してきた内容を振り返りながら、「忙しい自分だからこそできる恋愛スタイル」を一緒に考えてみましょう!

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